小林次郎のつぶやき
日本の着物
お客様の着物離れが進んでしまい、私たちの業界の川上(生産者)から、川下(小売店)までどこもトンネルの出口が見えなくなってしまっています。
今、元気が良いのは古着業界だけのように感じられます。
どこへ行く日本の伝統工芸とか、文化だぞ、残さなければと皆様に励まして頂いてここまで続けてこれました。
御三家と言われた銀座の老舗呉服店三軒も廃業してしまいました。
そんな中、私どもの様な小さな染め物やがここまで続けてこれたのは、草木染と手織りが応援してくれたことと感謝しています。
応援よろしくお願いいたします。
工房布礼愛駒込店
文京区本駒込6-15-2
℡03-3946-4201
【夏休み“藍染め”体験学習】
楽しい楽しい夏休みが目の前にきました。その日々を目的をもってチャレンジし、9月には、よりたくましい皆になって下さい。
藍染め体験を通して
自然の草木が自分の生命と引きかえに美しい色をくれます。それは、人にも地球にもやさしいです。
小学校1年生~3年生
手ぬぐいの間に藍の葉をはさみ、木づちでたたいてあげると、手ぬぐいの両側に緑の木目が出来ます。それを“ちちんぷいぷいっ”とおまじないすると、翌日ちがう色になります。 それが生命と引きかえに藍の葉が私達にくれる色です。 藍の葉の中に青い色を見つけた人ってすごいですね。 そしてその色は、虫さされを防ぎ、まむしも寄ってこないことを知り、薬効として用いられました。
小学校4年5年
藍の葉を1万枚位入れた藍の甕でTシャツやタオルを染めます。 いろいろの方法で柄づくりの勉強も出来ます。 天平の三結(ろう結・こう結・きょう結)といって、天平時代に染められた布の柄づくりのために行われた方法です。 藍染めTシャツを着たくはありませんか。
小学校6年生
工房布礼愛の店先では藍草がそだっています。その葉から直接、絹のマフラーに染めることが出来ます。 それは、甕につけた藍染めとは全然異なった色です
そして中学生になったら
春の野の花染め
秋の落ち葉染めを楽しんで下さい。 どんな草も、内に色を秘めています。
【地球と仲良く・人と仲良く】
私はちいさい時、裸電球のもとで家族7人で生活していました。それがテレビが出来て、力道山が遠い所でプロレスをしているのに私の目の前で見れる様になり、洗濯も掃除も電気がしてくれる様になり電気が足りなくなってしまいました。そこで石油・石炭を燃して火力発電を行い、その結果オゾンホールといって地球は天井に穴をあけられてしまいました。更にインターネットを電力を必要とする様になり、原子力発電に頼る様になったのです。それが今回の事故で地球に庭先に放射能をまき散らされてしまったのです。これ以上、人間が自然の力に頼っていると、もうおまえ達を地球に住まわせてあげないぞと竜巻までおこして警告しています。今度は富士山を噴火させるぞと言っている様に聞こえます。
今一度、地球と仲良く生活してゆくことを考えたら如何でしょうか
豊島区の小学校長様よりの依頼で、子供達に生活力をつける、そのお手伝いをして下さいとの依頼をうけました。あまりに頭に知識を置くことを一生懸命やってきて智恵と工夫の出来ない子達が社会に出て、うつ病になっている人が多いと聞いています。知識においては名人が将棋でコンピューターに負け、体力においてはブルドーザーに負けてしまった気がします。 人がコンピューター・ブルドーザーに負けてしまったのでしょうか。そんなことは絶対にありません。人にしかない心があります。 それを磨いていかないと人の住めない社会になってしまいます。